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夜のピクニック 恩田陸(新潮文庫)
感想
初・恩田陸作品
純粋な10代特有の心の揺らめきを非常に丁寧に書いてある
その辺が丁寧すぎるくらいに感じてしまう部分もあったが、まぁ10代ってあんな感じだったのかな
もうその辺の感性が鈍っている自分に気づく。。。(泣)
生まれながらに大きすぎる荷物を背負ってしまった貴子と融のその荷の重さを重苦しくなく綴ってある
個人的には貴子たちのエピソードがひと段落したあとの、キーマンとなった少年の言葉が心に残った
“夜のピクニックはもうおしまい
あれはあれで面白かったけど、僕はやっぱり太陽の下をどこまでも走りたい”
そう
夜が明けてこれから太陽の下で様々な人生を走り始める少年少女たち
がんばれー!!とエールを送りたくなった
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